筑波大学 技術シーズ活用提案会

筑波大学の技術と事業化イメージを提案します。
共にビジネスを構想できる企業様の参加をお待ちしています。 
 

タイムテーブル

  ◆14:30~『地盤および月面掘削用小型ロボットDigBot』
  ◆15:00~『食品の品質特性や機能性成分を非破壊で計測する手法の開発』
  ◆15:30~ 個別相談

 

シーズⅠ:地盤および月面掘削用小型ロボットDigBot

研究者:筑波大学 システム情報系 准教授 川村 洋平(HP
 

新技術の概要

本研究は小型掘削ロボット(DigBot)の掘削機構および推進機構を開発するものである。DigBotは使用目的を地球における地盤情報の収集とし、月面探査も視野に入れながら開発を進めている。要素技術として、二重反転ドリルと名付けた掘削機構および独自の推進機構を有している。本研究では同軸上で反転した回転をする重反転ドリルを開発し、小型化と反力問題を解決した。推進機構も改良を加え、地盤抵抗との平衡点からさらに掘削が可能となっている。この両者を組合せた、小型掘削ロボットのプロトタイプが完成した。特徴は以下のとおり。

・直径4㎝、長さ20㎝以下の軽量かつ小型掘削ロボット。

・砂層ならばどこまでも掘れる掘削能力。

 

従来技術・競合技術との比較

地盤掘削分野における競合技術は存在していない。月面探査ロボットにおいては、2軸タイプや尺取虫機構が知られているが、掘削能力は比較にならないほど低い。

 

想定される用途

・地中汚染物質の調査

・月面探査

・ハンディーな地耐力計測


 

シーズⅡ:食品の品質特性や機能性成分を非破壊で計測する手法の開発

研究者:筑波大学 生命環境系 助教 源川拓磨(HP
 

新技術の概要

 分光分析法は光を照射するだけで農産物の成分や物性を瞬時に計測することができ、さらに、化学薬品の利用や農産物を破壊する必要が無いため人にも環境にも負荷の小さい計測法である。

 これを用いて、より効率的な加工法や鮮度保持法の開発、また、機能性成分を生産プロセス中で計測することを目指す。
 

従来技術・競合技術との比較

 従来の分析法は抽出や分離操作を伴うのが一般的だが、食品の機能性成分量の表示ニーズの拡大に対応すべく、生産加工プロセス中への適用を研究中である。

 

新技術の特徴

●近赤外線は他の波長の光に比べて透過性が高いが、CH基、OH基、NH基にはわずかに吸収される。つまり、農業・食品工学分野へ適用しやすい。

●本研究では、化学に関係ある多変量データに対して数学的手法や統計学的手法を適用し、得られる情報量を最大化し、特徴のある波形・データを取り出す工夫をしている。
 

想定される用途

●機能性成分の分析やアレルゲン穀物判別を加工プロセスに適用

 現在はサンプル分析が一般的であるが、加工プロセスに応用することで製造品質を維持するニーズに応える。